各回のテーマは、次のような観点から設定している。 まず、財務会計については、総花的になるのではなく実務において重要性の高い会計基準、すなわち見積り項目であるが故に企業の会計ポリシーが問われる減損会計や税効果会計、企業業績に大きなインパクトを与える連結会計や企業結合会計、等の論点を採り上げる。 財務会計を取り巻くテーマとしては、ディスクロージャー制度全般、予算制度等の管理会計、会計監査制度・内部統制の概要・J-SOX制度等の領域を学ぶ。 また、会計実務にとって、将来の会計基準の改正動向は重要であることから、IFRSの改訂予定及びこれにあわせて発生するであろう日本の会計基準の改訂動向についても学ぶ。さらに、IFRSについては、単に会計基準の説明にとどまらず、その根底にある思想や、それが企業経営にどのような影響を及ぼすのか、といった点についても考察する。 毎回、前回の授業の最後に提示される次回の授業テーマに沿った個別事例について、学生全員が参加取締役の立場で取り組み、自らの意見を整理して準備するとともに、CFO役の学生はレジュメに要約して持ち寄り、授業の前半で発表と質疑応答を行い、後半では、重要なポイントについて、全体で討議する(仮想取締役会の実施)。 最後に、会計の世界に身を置く人間、特に職業的専門家である税理士等に求められる職業倫理について学ぶ。
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